Poison & Medicine ブログ 毒と薬
2015.12.17
マラソン
小牧市民駅伝奮戦記〜「チーム豊寿苑」初陣〈その3〉
なんとか野口柿花交差点東の4区中継地点にたどり着いた私は、神谷監督の車に乗せてもらいゴールのパークアリーナ小牧へ向かいました。
パークアリーナには、それぞれ1区と2区を走り終えた田辺君との上田さんがすでに到着していました。まもなく加藤君が無事にゴールを果たしました。
トータル・タイムは1時間43分56秒。総合成績は一般参加88チーム中78位でした。1キロ5分で走って1時間52分以内にゴールするのが目標だったので上出来だったと思います。
最後に、4区を走った田中さんが5区の中継地点から奥さんと一緒に歩いてパークアリーナに到着。こうして5人全員が再会しました。
全員で握手を交わしてお互いの健闘を称え合い、みんなで記念撮影しました。朝の緊張感はどこへやら、目標を成し遂げた開放感と達成感でみんな満面の笑顔でした。
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3区の中継地点で待ち受けている時に、坂道を駆け上がってきた上田さんの必死の形相、私を発見して、まるで海に溺れていたのを助けてもらったかのような安堵感に溢れた上田さんの表情が私の脳裏に強烈に焼き付きついています。
「後は自分に任せて安心して。あなたのがんばりはけっして無駄にしないから」。そういう思いがケガで万全とはいえない身体に活力を与えてくれました。
走るのは基本的に自分一人の力によるものですが、駅伝は自分一人だけではなく仲間の頑張りと期待を背負って走らなければなりません。だから、ものすごい重圧です。
しかし、いっぽうで、自分は自分一人の力だけで生きているんじゃない。多くの人たちの力を借りながら生きているんだ。そして、自分もまた、他の人たちの力になれているんだ。そのことを駅伝はあらためて気づかせてくれました。
さらに、私のような組織のトップと、入職してまだ年数が浅い若手スタッフたちとが、同じ仲間として平等にふれあい、ライバルとして競い合い、喜びを分かち合えたことも駅伝のすばらしさだと思います。
今回、いっしょに走った仲間たち、監督はじめ、サポートをしてくれた人たち、そして応援に来てくださったみなさんに心から感謝いたします。
(終)
平成27年12月16日 塚原立志記