Poison & Medicine ブログ 毒と薬
2010.1.16
音楽とアート
音楽ライターの顔
わたしは双寿会のGMの顔のほかに、ワールド・ミュージックのライターという顔を持っています。『ミュージック・マガジン』と『レコード・コレクターズ』の月刊誌がおもな活動フィールドです。
ワールド・ミュージックとは、わかりやすくいうと世界のポピュラー音楽のこと。いわゆる民族音楽や伝統音楽とちがい、作り手と聴き手とが同時代性を共有していること、〈いま〉を生きている音楽であることがポイントです。
わたしは中でもアフリカとラテン・アメリカの音楽を得意としています。わたしたちの多くが日本の伝統音楽よりもJポップを聴くように、コンゴのひとたちだって外来のロックやポップスの影響を受けた音楽を聴いているのです。
わたしは、キューバ音楽を聴きながら、その音の背景に広がるキューバの風土や歴史、人びとの喜びとペーソスを夢想するのが好きです。それは自分が世界とつながっていることを実感させてくれる瞬間でもあります。
現在発売中の『レコード・コレクターズ』2月号と『ミュージック・マガジン』2月号にわたしのレビューが載っています。
前者では、カメルーンのタラ・アンドレ・マリーの『ベンド・スキン・ビート』と、マリのカンジャ・クヤーテの『アマリ・ダウ』の2枚。
後者では、『世界のタンゴ第1集』のレビューに加え、カリブ海に浮かぶフランスの海外県の小さな島マルティニック出身の伝説的なグループ、マラヴォワの特集記事を書かせていただきました。
ぜひ書店でご覧(できればご購入)ください。