
Poison & Medicine ブログ 毒と薬
2025.3.24
マラソン
東京マラソン2025覚書 その4
日本橋、銀座、有楽町
こうして再び隅田川を渡って下町に別れを告げ日本橋に戻ると、左折して中央通りに入りました。
今度は日本橋川の南側、日本橋高島屋と丸善のあいだを通り抜けました。
このあたりは35年前、画廊に勤めていた妻と出会った思い出の場所です。
そのまま、南へ京橋を抜けて銀座に向かいました。

銀座はかつて職場だったところ。
銀座というと敷居が高いイメージがありますが、一歩、奥に入ると路地があって庶民的な人情が息づいていました。そんなことを思い出しながら松屋銀座の前を通り過ぎました。
30数年前とは店も建物もかなり入れ替わっているはずですが、街の表情があまり変わっていないことに安心したものです。
そして、銀座三越と和光にはさまれた三丁目の交差点で右折します。
この地点で34km。
時間は正午を回り、最高気温22℃の天気予報どおり、3月初旬とは思えない強い日ざしが容赦なく照りつけました。

そこで日ざしを避けるため、ビルや街路樹の影を求めて身を寄せるように走りました。そのせいか、数寄屋橋の交番は覚えていますが、なぜか、有楽町マリオンの記憶がまったくありません。
きっとわたしのなかでは、いまだに30数年前の“有楽町西武”のマリオンだったため見えなかったのでしょう。
このゾーンでいちばん印象に残っているのは、首都高とJR の高架下を潜っているときの日影の心地よさです。
(その5へ)