Poison & Medicine ブログ 毒と薬
2024.9.26
豊寿苑
日本舞踊でご長寿をお祝いしました
令和6年9月14日、豊寿苑1階ホールで『豊寿苑敬老会』をおこないました。
ご利用のみなさまのご長寿を祈念し、今年も花柳和蓉香社中(はなやぎわようかしゃちゅう)のみなさんをお招きして祝いの踊りを中心に披露していただきました。
新型コロナが少し落ち着いたことから、今回は小中学生のお弟子さんを含む計5人が出演。
舞台は、小学4年生の林舞織(まおり)さんによる華やかで可愛らしい「絵日傘」で幕を開けました。
続いて、昨年は二人で踊った満留心奈(みつどめここな)さんと横井瑠里華(るりか)さんで、今年は一人ずつ舞台に立ちました。
中学生になった満留さんがお座敷端唄「梅は咲いたか」で、しなを作った少し大人びた舞踊を披露すると、小学6年生の横井さんは大道芸人の祝い芸をもとにした長唄「越後獅子」で、さらし布をふりかざし華麗に舞い踊りました。
万木訓子(ゆるぎのりこ)さんは、民謡踊りが専門ですが踊りの幅を広げたいと日本舞踊を習っているそうです。初出演となる今回は長唄「松の緑」を披露。日本舞踊の基本が凝縮されたご祝儀舞踊の代表曲を品よく披露しました。
トリは師匠の花柳和蓉香さんの端唄「萩桔梗」。秋の風物にこと寄せて切ない女心をサラリとしとやかに踊りました。
演目が終わるたびに、会場に拍手が鳴りやみませんでした。
その後、喜寿、米寿、白寿、百歳以上の方々から、それぞれ代表の方に舞台手前まで出てきていただき、出演した小中学生のみなさんから記念品をお渡ししました。どなたも相好(そうごう)を崩しお子さんたちの手をしっかりと握っておられたのが印象的でした。
最後は、希望者を募り花柳和蓉香社中のみなさんとの記念撮影をおこないました。
こうして今年もつつがなく『豊寿苑敬老会』が終えることができました。
みなさま、重ねておめでとうございます。
文・写真 GM塚原立志