Poison & Medicine ブログ 毒と薬
2014.6.17
音楽とアート
戦前のSPレコードがおしゃれに甦る〜ぐらもくらぶの活動(その1)
わたしは双寿会のゼネラル・マネージャーの仕事のほかに、音楽ライターの仕事をしていることは前にもお話ししました。
洋楽にくわしい人ならばご存じかと思いますが、『ミュージック・マガジン』と『レコード・コレクターズ』という老舗のポピュラー音楽批評誌で、かれこれ10年ほど、ほぼ毎月書かせてもらっています。
わたしの担当は「ワールド・ミュージック」。
アフリカとラテン・アメリカのポピュラー・ミュージックが得意分野ですが、近ごろではアラブ、トルコ、ヨーロッパ、東南アジアなどのポピュラー・ミュージックについての依頼もちょくちょく受けています。
そんなわたしが、この6月発売の『ミュージック・マガジン』7月号で日本の庶民芸能について書かせてもらいました。 明治・大正・昭和と、日本の庶民芸能のメッカとして栄えてきた大歓楽街「浅草六区」にゆかりの芸人や歌手たちの貴重な録音を78回転SPレコードから復刻した2枚組CD『六区風景 想ひ出の浅草』(ぐらもくらぶ G10010/11)の紹介記事です。
録音年は明治末〜昭和30年ごろですが、全35トラック中30トラックが大正〜昭和ひとけた。今から80〜100年も前ですから、豊寿苑のご利用者でさえも子どもだったか、生まれる前の歴史的な録音集です。